前作ドラクリオットで無駄なシリアス要らないって言った結果wwwwwwwwww
というわけで、ゆずそふと新作の天色アイルノーツ感想です。
まあ、なんていうんですかね。いつものゆずよりシナリオが薄いってすごいことだと思うんよ。
でも自分は好きですよ。
少なくともドラクリオットよりはずっと面白かった。
常日頃から口にしていますが、つまらないシリアスなら無い方がマシだと思うんです。
そういう意味では今作は最初から最後までいちゃいちゃあまあまな感じでとても良かった。
というわけでいつも通り順番に。
ルート構成は特に語ることはなし。確か、1キャラクリア後にサブヒロイン(木乃香、ティア)ルートがアンロックだったかな。
それ以外は普通。
シナリオなんてなかったんや!
ん?この台詞ドラクリの感想でも言ってたな。
いやでも天色アイルノーツは本当の意味でシナリオがなかったんです。
ドラクリはどっちかというとシナリオが邪魔だった感じでしたが。
まず、
シャーリィルート。
主人公の過去を中心に進行していく。
といってもわりとあっさりと解決してあとはいちゃいちゃみたいな展開なんですけどね。
シャーリィが主人公のことを意識し始めてから付き合うまでが凄く良かったかな。この暴走してる感。
オナニーしたのが真咲にバレた時の反応とか。
次に
夕音ルート。
わりといちゃラブ薄めで、何故かスポ根モノみたいな流れになる。
これ書いたのきっと紺野アスタさんだろう(偏見)
せっかくご主人様云々のネタがあるんだからもっとそっち方面の話になると思ったらそんな事はなかった。
もう少し依存気味にご主人様プレイ的なシナリオでも良かったかもしれない。
まあ最後は一番しっかり〆られていたと思いますけどね。
愛莉ルート。
全体的にシナリオの薄いアイルノーツの中でも屈指の薄さを誇る愛莉ルート。
しかしテキストのノリはよく、一番読みやすいと思うし、十分面白い。
暴走ばっかりしている愛莉が本当にかわいい。
付き合う前もあとも。逆に言うとそれしかないのだけれど。
シナリオが薄い代わりに、いちゃラブシーンは多分一番多く出来がいい。
個人的にはその分たっぷりと愛莉の可愛さを堪能出来たのでむしろ有難かった。
悲しいことにエロシーンの回数がメインヒロインで一番少ない。というかサブヒロインのティアより少ない。どうういうことだ。訴訟。
真咲ルート。
あっ・・・これ、(駄目な意味で)いつものゆずだ・・・
グダグダと無意味にシリアスを引き伸ばすこの感じ、自分は好きじゃありません。
さっさと話し合って解決せーやと読んでいてイライラしてきます。
ただ、真咲は確かに可愛かった。
自分は巨乳キャラはそんな好きではないんですが、それでも真咲は可愛かったと思います。
また、サブヒロイン2人のルートは、メインヒロイン程ではないにしろしっかり作ってあって好感が持てました。
特にティアルートでは、序盤の選択肢で眼鏡の有無が選べたのはメガネアンチの自分としてはとても嬉しい配慮でした。いや本当に眼鏡は駄目なんですよ・・・。
木乃香についても、かわいいとは思うんですがやはり褐色は(眼鏡ほどではないにしても)苦手な物のうちの一つだったので残念。
でもまあ木乃香は可愛かったです。ティア先生は個人的にはイマイチでしたが・・・。
あとは、シナリオ全体、というか共通ルートで顕著なのですが、ちょっと風呂敷を広げすぎかなあといった感じはありました。
シャーリィの彼方人に対する反応なども、この設定必要だったか?みたいなオチでしたし。
しかし、シリアス少な目でキャラ萌え重視なアイルノーツは、個人的にはかなり楽しめました

グラフィックについては相変わらずむりこぶペア。最高です。安定していますね。
皮膚の塗りが若干エロくなった気がします。気のせいかもしれませんが。
(まあ自分はどっちかというとCuffsのような淡い塗りのほうが好きなんですけどね)
どのCGもクオリティが高く、可愛いと思います。
SDについても、ドラクリでも語ったように、表情豊かでよく動いていい感じ。
お弁当の評価を木乃香が見にくるシーンのSDとか凄く可愛かった。
ゆずのSDのアニメーションは毎回かなり凝っていて、毎度毎度楽しみです。
こういうちょっとした工夫って大事だと思うんですよね。おなじSDでもだいぶ違ってくる。

OP曲は結構好き。
ED曲は、曲自体は正直あまり好きではないのだけれど、そのルートのヒロインが歌っているという仕様はとても良かったと思う。
BGMは普通くらいかな。
CVはどのキャラもとても合っていてかわいかった。

基本的に前作ドラクリオットでよかった部分は踏襲しつつ、更にマウスジェスチャなどにも対応。
立ち絵鑑賞もかなり進化している。
特に、台詞を自由に設定できるシステムは面白いと思う。まあ使うかといわれたら微妙ではあるが・・・
ゆずお得意の、台詞中にも表情が変わったり動いたりする演出ももちろん健在。
更に、前作で不満だった遅いスキップの仕様も、スキップ中に画像を変更しないなどのオプションの追加で劇的に改善されました。
そのほか設定項目もかなり増えており、文句なしに高得点を付けられます。
まさに痒いところに手が届く。
まとめ
良かったと思います。
前作のドラクリオットで不満だったつまらないシリアスは、潔くカット。
まあ正直そのせいで人を選ぶ感じになってしまったような気はしますが、一応名のあるライターさんを起用しただけあって、テキストはなかなかよく読みやすいですし、システムは快適、いちゃラブシーンはたっぷりと、萌えゲーとしてはなかなかいい感じに仕上がっていると思います。
ただ、シナリオに関してはまあ、若干薄くしすぎたかなぁという感じ。
自分はこのくらい薄くても、(むしろ薄い方が)いちゃラブがしっかりしていたのもあってとても楽しめたのですが。
正直個人的にはかなり理想的な萌えゲーではありました。
このあたりは好みの問題もありますし難しいところですよね。
ついでに言いますと、これは個人の好みの問題としてですが、ヒロインは皆かなり可愛かったです。
前作が正直キャラが合わなかったので少し怖かったのですが杞憂でした。
個人的にはかなり満足できたのでよかったです。
ゆずの次回作にも期待しています。