カルマルカ*サークル 感想。
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カルマルカ*サークル | |
SAGA PLANETS 2013/9/23 | ||
あなたが、この世界の主です! | ||
原画 | ほんたにかなえ、とらのすけ、都桜 和(SD原画)、他 | |
シナリオ | 瀬尾順、砥石大樹、御厨みくり、他 | |
MUSIC | 水月陵、樋口秀樹 |
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プラス ポイント |
絵が良い 演出 音楽 | |||||||
マイナス ポイント |
個別ルートの出来 | ||||||||
Story | 70 | ![]() |
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シナリオ | 70 | テキスト | 75 | 世界観 | 75 | ボリューム | 70 | ||
Graphic | 85 | ![]() |
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立ち絵 | 85 | イベントCG | 85 | 背景 | 80 | 塗り | 80 | ||
Sound | 75 | ![]() |
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ボーカル曲 | 75 | BGM | 80 | 声 | 80 | 曲演出 | 75 | ||
System | 75 | ![]() |
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機能 | 70 | 演出 | 85 | 設定項目 | 70 | UI | 75 | ||
Other | 70 | ![]() |
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キャラクター | 85 | Hシーン | 65 | ゲーム性 | - | 個人的補正 | 70 |
あくまで個人的な感想です。また、点数は公開後も若干上下することがあります。
"レビュー"などという大それた物ではなく、あくまで感想という事でひとつ。
点数は主観によるものです。
後日個別ルート感想部分を中心に加筆修正予定。
以下追記から本文。
ネタバレが含まれます。
正直・・・。ね。
あえて擁護するとしたら、トゥルーだけはまあ悪くなかった。
調理法が非常に悪い。完全に複数ライターの悪い面が出ている。
シナリオ、テキスト共にルート間の質の差が酷い。といっても、中の中か下の下か、というネガティブな選択肢しかないわけだが。
単独ライターでうまく調理すれば良作程度まではなり得たのではないかと思う。
でも魔訶設定はいらないでしょうね。
正直に言うと、ニコルの色欲の魔訶が「同性にモテる」とか奈月の嫉妬の魔訶が「何故か主人公を好きになる」とか処女厨配慮にしても無理ありすぎだろって発売前からずっと思ってた。
まあいつもの通り書いていきます。

ルート構成。
メインの個別ルートは、奈月、ニコル、晴、暦の4ルート。
暦ルート途中から夕姫羽ルートに分岐する。
夕姫羽ルートはおまけルートで短め。
全てのルートをクリアするとプロローグからトゥルーに入れるようになる選択肢がアンロックされる。
全編を総合したボリュームは短め。
正直に言うとあまり覚えていないので適当に書きます。何か間違いがありそう・・・。
奈月ルート
まー、今作の中ではわりと無難な出来だったんじゃないでしょうか。
ニコルルート
これは酷い。終盤の展開はもはやギャグの域。
このルートだけ突出して酷かった。茶番
ニコルのキャラクターデザインはほんたにかなえさんだけあって良かったのに、どうしてああなってしまったのか。
もったいない。
晴ルート
個人的にはあまり印象に残らなかった。
話じたいは、カルマルカが少し絡んできただけまだマシな方であるか…?
暦ルート
シナリオ自体はイマイチだったが、テキストが割と読みやすかったのでそこそこ楽しんで読めた。
暦が凄く可愛かったです。このルートは割といちゃらぶもマシだったか・・・?
最近貴重な貧乳枠ですしね。
夕姫羽ルート
サブキャラにルートあるのは嬉しいですが(まあサブといっても魔訶持ちの一人であるので一番メインに近いであろうが)、それだったら夕姫羽じゃなくて杏のルートが欲しかったよ・・・
話自体は中の下くらい
TRUE
まあ、シナリオとしては、伏線の回収もあって最低限ギリギリ許容範囲な感じで収まっているという意味でトゥルーが一番マシだったんじゃないですかね。
一応カルマルカについての詳細もある程度明かされますし、大団円な感じの終わり方もスッキリしていてよかったと思います。

はつゆきさくらからほんたにかなえさんととらのすけさんが続投。
本作の一番の売りといってもいいでしょう。
立ち絵、CGともに作画も安定していてよかったですね。
特にほんたにかなえさんの絵は素晴らしいと思いますよ。
背景は普通の萌えゲーレベル。

ボーカル曲は普通~中の下くらい。
なんだけれど、個別ヒロインルートのエンディング曲がインストという信じられない仕様。
特別な理由なくこれをやられるとかなり安っぽく感じてしまう。
前作、はつゆきさくらでのEDの曲の使い方なんかは神がかっていただけに、とても残念。
セカンドOPテーマなんかより大事な物があると思うんですよ。
BGMはなかなかのものが多いし量も十分だが、いかんせんシナリオが微妙なせいで"記憶に残るBGM"という物があまり無い。
使い方に関してもそこらの萌えゲーと同じ感じで少しもったいなかったかなあと感じる。
まあ、ボーカル曲も個人的に好きな曲は無いしサントラは要らないなあ。

VAエンジン。
曲の使い方は普通だったけれど、演出に関しては頑張っていたと思う。
ただ、シナリオが演出に追いついていないせいで演出が空回りして完全にギャグになっている。
もう逃げられない云々の辺りとか、シナリオがきちんとしていれば良い伏線になったかもしれないがあのシナリオではね・・・。
立ち絵、背景鑑賞なし。
バックログジャンプ等もなし。
必要最低限な感じですね。
まあ、ライター違いますし元から自分ははつゆきさくらと比較する気はあんまりありませんでしたが、正直このライターの面子なら必要最低限くらいは満たしてくれるんじゃないかなぁと思っていたんですがそんなことはなかったですね。
正直残念な出来でした。今年踏んだ中では一番残念かな。
いうてお前今年ほとんどエロゲやってねーだろっていうのは無しで。
あと、事前に公表されていたライターは3人でしたが、実際には7人なようで。
複数ライターによる悪い影響をもろに受けたシナリオになっています。
エロもイマイチよろしくない。
サガプラが今後どっち方面で売っていくのかは知りませんが、八月やゆず、クロシェットなどの大型萌えゲーメーカーと対抗するには最低限1キャラ4枠以上のシーンが必要でしょう。
SAGA PLANETSの明日はどっちだ!